LOADING

コンテンツ CONTENTS

身近な人を亡くし、悲しみと同時に遺品整理という現実的な課題に直面している方も多いのではないでしょうか。
故人の人生を大切に想う家族や親族にとって、遺品整理は決して簡単な作業ではありません。
特に、いつから始めたら良いのか、具体的な手順やスケジュールが分からず、不安を抱えている方もいるでしょう。
この記事では、遺品整理を始める最適な時期と、それぞれのタイミングで行うべき具体的な作業内容、スケジュールを解説します。

□遺品の片付けはいつから始める?

1:葬儀後(亡くなった7日後~)

最も早いタイミングとしては、葬儀後すぐに遺品整理を開始するケースがあります。
葬儀は一般的に亡くなった翌日が通夜、翌々日が葬儀・告別式とされています。
死亡届についても、亡くなってから7日以内に提出が必要なので、まずは死亡直後の手続きが終わったことを目安に、遺品整理を開始するイメージです。

2:社会保険・役所関連等の手続き後(亡くなった14日後~)

身内が亡くなった直後の手続きでは、他にも期限が決められているものがあります。
それは主に「社会保険」と「年金」に関連する手続きです。
まず健康保険についてですが、故人の住所地の役所の担当窓口に資格喪失届を提出し、健康保険証を返却します。
また老齢基礎年金や老齢厚生年金を受給していた場合は、最寄りの年金事務所または年金相談センターで、受給停止の手続きを行います。

3:四十九日法要の後(亡くなった49日後~)

故人の命日から四十九日目に行われるのが、「四十九日法要」です。
仏教の多くの宗派において、故人が極楽浄土に入れるかどうかを決める裁判が終わる四十九日までは、故人は現世をさまよっていると考えられています。
そこで、四十九日を区切りとしてとらえ、その後に遺品整理をするのが一般的です。

4:相続放棄の期限前(亡くなった3か月以内)

遺産相続の際には、まず故人の遺産を「すべて相続する(単純承認)」か「すべて相続しない(相続放棄)」、あるいは「一部を相続する(限定承認)」という3つの方法の中からどれか1つを選択する必要があります。
何も申立てをしなければ自動的に「単純承認」とされますが、もし「限定承認」や「相続放棄」を選択したい場合、その期限は「被相続人が亡くなってから3か月以内」と定められています。

5:相続税の申告期限前(亡くなった10か月以内)

故人の遺産が相続税の非課税額を超えている場合、相続人には相続税が課されます。
相続税の申告と納税は、故人が死亡してから10か月以内に行わなければなりません。
期限を過ぎてしまった場合は、延滞税などの附帯税を課される可能性があります。

□遺品整理のスケジュールと具体的な進め方

1:遺品整理を始める準備

・遺品整理の目的を明確にする
遺品整理の目的を明確にすることで、整理の基準や優先順位が定まり、スムーズに進められます。
例えば、故人の思い出を形見分けとして残したいのか、それともできるだけ整理してスッキリさせたいのか、によって整理の仕方が変わってきます。

・遺品整理の範囲を決定する
遺品整理の範囲は、故人の住んでいた場所や所有していた物の量によって異なります。
まずは遺品整理をする範囲を明確化し、整理する場所や時間を計画的に決めておきましょう。

・遺品整理に必要なものを揃える
遺品整理には、段ボール箱、ゴミ袋、ラベル、ペン、軍手、掃除用品などが必要です。
必要なものを事前に用意しておけば、慌てて買いに行く必要がなくなり、効率的に作業を進められます。

・遺品整理のスケジュールを立てる
遺品整理は、短期間で終わらせることは難しい場合が多いです。
そのため、無理のないスケジュールを立て、余裕を持って進めていきましょう。

2:遺品整理の実行

・遺品を分別する
遺品を分別する際には、以下の4つのカテゴリーに分けると整理しやすくなります。

・遺品を整理する
遺品を整理する際には、以下の点に注意しましょう。

・不要な遺品を処分する
不要な遺品は、適切な方法で処分しましょう。

・大切な遺品は保管する
大切な遺品は、思い出として大切に保管しましょう。

□まとめ

遺品整理は、故人との別れを乗り越え、残された家族が新しい生活を始めるための重要なプロセスです。
この記事では、遺品整理を始める適切な時期、それぞれのタイミングで行うべき具体的な作業内容、スケジュールについて解説しました。
遺品整理は、故人の思い出を整理しながら、家族が未来に向けて進んでいくための、大切な時間です。
この記事を参考に、故人の人生を大切に想う気持ちを持って、遺品整理を進めていきましょう。

帯広市周辺(十勝エリア)で遺品・遺留品整理をお考えの方は、当社までご連絡ください。