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家族を亡くしたばかりで、精神的に不安定な状態にある遺族にとって、故人のクレジットカードの処理は、大きな負担となるでしょう。
この記事では、故人のクレジットカードをどうすればいいのか、放置しておくとどうなるのか、遺族がすべき適切な手続きについて解説します。

□死亡後のクレジットカードの処理

故人が亡くなった場合、クレジットカードはカード会社との契約が終了し、カード自体が無効となります。
しかし、カード会社は故人が亡くなったことを把握していないため、遺族が連絡をしなければ、カードは有効なままとなります。
故人のクレジットカードを放置すると、年会費が引き落とされたり、不正使用されたりするリスクがあります。
また、未払残高は遺族が相続する債務となるため、放置すると深刻な問題に発展する可能性も。
ぜひ下記のリスクと対応を参考にしてください。

1:年会費の引き落とし

まず、有効なまま放置しておくと、年会費が引き落とされてしまう可能性があります。

2:不正使用のリスク

また、不正使用されるリスクも高まります。
遺族がクレジットカードを保管している場合でも、盗難や紛失によって不正使用される可能性はゼロではありません。

3:解約手続き

これらのリスクを回避するためには、故人が亡くなった時点でカード会社に連絡し、解約手続きを行う必要があります。
解約手続きには、電話だけで済む場合もありますが、死亡診断書や戸籍謄本の写しなどの書類を求められる場合もあります。

□クレジットカードの未払金と債務控除

故人のクレジットカードに未払残高がある場合、遺族は債務を相続することになります。

1:債務控除

相続税の申告時には、債務控除として相続財産の総額から差し引けるため、相続税額を減額できます。

2:ポイントの相続

一方、クレジットカードに貯まっているポイントは、原則として相続できません。
カード会社は、契約者が死亡した場合はポイントを喪失する旨を規約で定めている場合が多いです。
ただし、マイルについては一定期間内に手続きを行えば相続できる場合もあるため、確認が必要です。

□まとめ

故人のクレジットカードを放置すると、年会費の引き落としや不正使用などのリスクが発生します。
遺族は、故人が亡くなった時点でカード会社に連絡し、解約手続きを行う必要があります。
また、未払残高は相続財産の一部となり、遺族が債務を負うことになります。
債務控除を活用することで、相続税額を減らすことができますが、ポイントについては相続できない場合が多いです。
遺族は、これらの点を理解した上で、適切な対応を行うようにしましょう。

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